「前歯が1本抜歯になり、今は仮歯の状態です。
インプラントにするか、ブリッジがいいのか、ずっと迷っているのですが
一長一短のように見えて、なかなか選べません。
一般的にどういうポイントが、選び方の決めてになるのでしょうか?」
(30歳代・女性)
こちらのお悩みにお答えします。
歯を失った時には、ブリッジ・インプラント・入れ歯という3つの選択肢があるのですが、
30歳代というご年齢と、前歯の治療ということもあり、入れ歯は嫌と思われる場合、
やはりインプラントかブリッジという二択になるかと思います。
その場合、ポイントは、
抜けた歯の両隣の歯の状態
です。
■ブリッジの場合
まず、治療の特徴として一般的には、ブリッジは失った両隣の歯を削って、被せなければいけません。
今は健康であっても、負荷によって両隣の歯の寿命が縮んでしまう可能性は高くなります。
ただし、今現在、両隣に被せ物(差し歯)が入っている状態では、
被せ物を外してブリッジに変えるだけなので、あまり削らないですみます。
■インプラントの場合
健康な歯を削ったり、両隣の歯に負荷がかかることはありません。長い目で見て、今ある歯に最も負担をかけず長持ちさせることができるのがインプラントの大きなメリットです。
インプラントは1本で自立する構造ですので、例えば両隣の歯が歯周病でグラグラで、ブリッジにはできない場合でも、インプラントを入れることはできます。(ただし歯周病の治療は必要です)
インプラントのデメリットは、手術が必要であり治療期間がブリッジより長いということです。
以上の様に、ブリッジとインプラントを比較する際には、抜けた歯の両隣の歯の状態を考える必要があります。
その点も含めて、担当医としっかりご相談下さい。
しっかりした説明が無かったり、インプラントを無理にすすめる場合は、セカンドオピニオンをおすすめします。
大阪北浜 筒井歯科では、治療を始める前に、検査結果をご説明いたします。
今、歯ぐきやお口全体がどのような状態で、どういった選択肢がベストか、ご相談の上で決めていきますので、歯が抜けてお悩みの方はご相談ください。