歯医者に行けない理由と不安への対処法
ボロボロの歯をみられるのが恥ずかしい
・虫歯がひどくて「歯科医師にびっくりされないか不安」、
・見せるのが「恥ずかしい」や
・「仕事や育児で時間がない」などの理由で
歯医者に行くことをためらう方がいらっしゃいますが、
歯科医師は患者のことを第一に考えているものです。
歯の健康は全身の健康にも影響を与えるため、早期の治療と予防のためのケアが重要です。
まずはカウンセリングだけでも受けて、信頼できる歯科医院を見つけてみましょう。
歯の治療は痛いから、怖いから
・子供の頃に「痛い思いをした」
・「歯医者のキュイーンという音がイヤ」
などで苦手意識が強い患者様が多いと思います。
しかし近年では、医療も進展し、麻酔のやり方などで痛みを最小限に抑えることが可能になってきています。歯科医師の痛みへの意識も少しずつ変わっており、痛みに配慮することを大切にしている歯科医院も増えているかと思います。Webサイトなどで、痛みに配慮することを伝えている歯科医院に相談に行かれることがおすすめです。また歯科医師にどのような不安や恐怖心があるかを伝えることで、より歯科医院側も配慮しやすくなりますので、気を使わず感じていることをお伝え下さい。
費用面の問題
歯の治療をせずに放っておけばおくほど、治療費が高くなり、治療の時間がかかる傾向があります。そしてますます歯医者に行けない、行きづらくなるの悪循環をおこしてしまいます。
多くの場合は保険適用の治療で対応できることや、また医療費控除やローンの活用も検討することで、負担を軽減できる場合があります。
※当院は、デンタルローンの取り扱いしております。
歯がボロボロになる原因
重度の虫歯が原因
虫歯のまま放っておくと歯の内部まで虫歯が進行し、
重度の虫歯によって歯の組織が溶かされることで、歯の形状や機能が損なわれる場合があります。特に噛む力のかかる奥歯や、噛み合わせの悪い場所では虫歯が進行しやすく、歯の損傷が顕著になることがあります。
歯の神経まで達すると炎症を起こし激しい痛みを伴うとともに、歯が根元から抜け落ちるリスクも高まります。
重度の虫歯の治療方法について
重度の虫歯が進行すると歯がボロボロになります。
虫歯の初期段階では、早めの治療によって歯の保存が可能ですが、放置すると歯の損傷が進行し、治療が難しくなることがあります。
歯の神経が虫歯で影響を受け、壊死してしまった場合は根管治療が必要になります。
重度の歯周病
歯周病は、歯と歯ぐきの間にできる歯垢や歯石によって引き起こされる口腔疾患です。
放置すると炎症が進行し、歯ぐきが腫れ上がり、歯ぐきと歯の間の袋(ポケット)ができることで、細菌がポケット内に蓄積され、さらなる炎症を引き起こし、歯が抜け落ちたり噛む力が弱まりお口の中がボロボロになってしまう可能性があります。
歯周病の治療方法について
・炎症が強い場合や感染が広がっている場合には、
抗生物質の処方が行われることがあります。
これによって細菌の増殖を抑え、治療を助けます。
・重度の歯周病やポケットが深い場合には、
歯周外科手術が必要となることがあります。
歯周外科手術で、歯ぐきを切開してポケットをきれいにし、歯周組織を修復する処置を行うことがあります。
歯の健康を守る重要性
歯は私たちの食事や会話、笑顔を形作る大切な器官です。
定期的な歯科検診と予防的なケアによって、歯の健康を維持することが重要です。
虫歯や歯周病を放置せず、早めのケアを行いましょう。
歯がボロボロになってしまった時
インプラントや入れ歯、ブリッジなど様々な治療方法があります。
全部の歯を一気に治すオールオン4という治療もあります。
多くの歯がボロボロの場合、一気に治す方法
(オールオン4,6,総入れ歯)
複数の歯が重度のトラブルで失ってしまったり
歯がボロボロになってしまった場合、一気に治療する方法として
「オールオン4」や「オールオン6」といった治療法があります。
上あごまたは下あごの一側に
最少4本のインプラントを埋め込み(6本の場合もあります)、その上に義歯を取り付ける方法です。
複数の歯を失った状態でも自然なかたちで噛む力を取り戻すことができます。
またオールオン4以外の治療として総入れ歯で対応することもできます。
▶オールオン4【歯がボロボロ・総入れ歯の方のインプラント】について
入れ歯で治す
歯を失った数や位置に応じ患者の状態によって、
様々な入れ歯が選択されます。
すべての歯を失った場合には総入れ歯で
・保険適用の総入れ歯は、
歯科用プラスチックであるレジンで作られ、コスト面では比較的手頃です。
ただし、装着時に違和感を感じることや、口蓋(口の中の上部)を覆うために食べ物の温度が分かりにくいことがあります。
・自費診療においては、
こうした問題に対処するために、インプラントを利用したものや、食事の温度を感じやすい金属を使用したものがあります。
金属を使用したものの場合は冷たいものを冷たいと感じ、熱いものを熱いと感じておいしく食べることができると言われています。
部分入れ歯で治す
部分入れ歯にも保険適用と自費の選択肢があります。
・保険の部分入れ歯には、
金属のバネが付属しており、喪失した歯の隣の歯にバネをかけて安定させます。
ただし、金属のバネは目立つため、
・自費診療の際には、
歯茎と同じ色のレジン(プラスチック)を使用して、目立たずに歯を安定させる方法をとることもできます。
入れ歯にしたくない時の治療方法
(インプラント、ブリッジの治療方法)
入れ歯は、複数の歯を失った場合や歯の治療が難しい場合の選択肢となりますが、
入れ歯を希望しない方もいらっしゃるでしょう。
その場合、インプラントやブリッジといった方法が考慮されます。
インプラントは人工の歯根を埋め込み、その上に義歯を取り付ける方法で、自然な見た目と噛む力を得られます。
ブリッジは欠損した歯の周囲の歯を支えにして、欠損部分を補う方法です。
しかし健康な歯を削ることに抵抗を感じる方もいらっしゃいます。
インプラントの治療は、外科的な手術が必要ですが、自立しており周りの歯を傷つけません。
歯を失ったままにしていると
歯を失ったままにしていると、噛む力が弱まり食事に支障をきたすだけでなく、隣接する歯や顎の骨が変形する可能性があります。また、口腔内のバランスが崩れ、発音や笑顔にも影響が出ることがあります。早めの治療によってこれらの問題を未然に防ぐことができます。
予防と早期治療のメリット
定期的な歯科検診や歯のクリーニングで、
虫歯や歯周病を発見することができ、軽度の状態で治療が容易になります。
そして虫歯や歯周病の予防することもできます。
また早期に治療を受けることで重度の症状に発展するリスクを低減できます。
重度になると治療費用が高額になる場合があります。
つまり予防のケアと早期の治療でコストや時間を節約することができます。
正しいケアと予防処置は歯の寿命を延ばすことができ、歯を長く健康な状態で保つことができます。
歯医者さんへ行きたくない気持ちわかります
ボロボロになってしまった方へお願い
ボロボロになってしまった歯を抱える方にとって、歯医者に行くことは勇気がいるかもしれませんが、そのまま放置することでさらなる大きなトラブルを招く可能性が高まります。
当院ではお悩みを抱えた患者様を多くみてきています。
歯科医師は患者の健康を第一に考え、お口の中の問題をどうしたらよいのかだけを考えているものです。
初回の診療は勇気がいるかもしれませんが、カウンセリングだけでもお越しください。
未来を楽しくするために
当院では、歯がコンプレックスで笑えなかった方や食事を楽しめないと思っていた方が、治療を受けることで「あきらめていたのにこんなに綺麗にして頂いて!」と喜びの声を聞くことがあります。そのような喜びの声を聞くと、私たちにとって非常に嬉しい瞬間です。
また、歯医者へ行きたくないと思いながらも勇気を出して来院してくださった患者様を、当院は全力でサポートしています。患者様の不安や恐怖心を理解し、信頼して治療を受けていただけるよう心掛けています。どんなことでもお気軽に当院までご相談ください。
私たちは患者様の健康と満足を第一に考え、笑顔と快適な口腔状態を取り戻すお手伝いをいたします。