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歯がないまま放置したらどうなる?治療の選択肢も解説

歯が抜けたままにしておくと、どうなりますか?

噛み合わせや歯並びが悪くなる

歯が抜けたまま放っておくと
歯が抜けてしまったところをそのままにしていると
空いているところに他の歯が傾いたり
歯が伸びたりする
ために、歯並びが崩れます

歯並びが悪くなることによって隙間ができ
ものが詰まりやすくなる、そしてむし歯や歯周病になり
更に歯を失うリスクも高まります

ほかの健康な歯にも負荷がかかります

歯には、ものを噛む時、大きな力がかかっており、
全ての歯で支えるはずだった「噛む力」を
歯が1本抜けてしまった状態で支えようとする
ために
他の歯に負担がかかり疲労し、
まわりの健康な歯も徐々に悪くなっていきます

  • 噛み合わせや歯並びが悪くなる
  • 他の健康な歯に負荷がかかり疲労する

↓↓↓
お口の全体、歯がボロボロに!!

はじめは、たった1本の歯を失ってしまっただけ
思っていたのに
徐々に、健康な他の歯にも悪影響が及び
お口全体がボロボロになっていくことになります。

たった1本の歯が無くなったことからはじまる負のスパイラル

歯が抜けたまま放っておくと

  • 発音しにくい、話しにくい
  • 他の健康な歯に負荷がかかり疲労する
  • 肩こりや頭痛がおこる
  • 胃腸への負担
  • 認知症のリスクが高まる
  • 転倒や要介護のリスクが上がる

歯を失ったままにしている状態は、お口の中の問題だけではないのです。
長期的にみると、体全体にもそして脳にも影響がでてくると言われています。

歯を失うと、歯がない部分から息がもれて、
発音しにくくなったり
噛み合わせが悪くなることで、
顎のまわりが緊張し
頭痛や肩こりを引き起こすこともあります。

他には、歯がなくなると噛む力が弱まります。
特に奥歯の場合は、食べ物をすりつぶす役割をしており、
奥歯を失うと噛む力は30〜40%低下し
胃腸への負担がかかります。

▶︎奥歯の大切な役割について

日本歯科医師会によると、
歯を失い、そのまま放っておく人と
入れ歯などの治療を行い、噛み合わせが回復している人と比較すると
認知症の発症のリスクが最大1.9倍になると言われています
認知症の発症のリスク
   出典:yamamoto et al., Psychosomatic Medicine,2012

年齢、疾患の有無や生活習慣等に関わらず(年齢、所得、BMI、治療中疾患、飲酒、運動、物忘れの自覚の有無を調査済み)歯がほとんど無く義歯を使用していない人は、20本以上歯を有する人と比較して、認知症発生のリスクが高くなることが示された。

公益社団法人 日本歯科医師会 お口の健康が全身の健康に影響

また転倒するリスクが2.5倍になるということ
保有する歯が19本以下の人は20本以上ある人と比較すると
1.2倍、要介護の状態になりやすいという研究結果が発表されています。

※上記は歯を失いそのまま放置した場合の数値です

高齢者が要支援・要介護になる要因は
「運動機能の障害」「認知症」などが挙げられます。

歯を失い、十分に噛むことができなくなると
運動の機能が低下し、
噛む刺激が脳に加わらず脳が活性化されないという悪循環が起こります。

噛むことは記憶や空間の認知能力などの脳の機能と関わっており
たった1本の歯を失っただけと、そのまま放置していると
体全体の健康そして脳に大きな影響が
でてくることがわかります

歯がなくなると
頰がこける・たるみ・口元のシワが出てくる?

口元が老いる
歯の噛み合わせは、食べ物を噛む役割のほかに
全身のバランスを整えています。

歯が抜けてしまった当初は、変化はありませんが、時間の経過とともに
歯が傾いたり、歯ぐきが下がってきたり(顎がやせたり)します。
すると頰や顎のライン、口元にシワが寄りやすくなり、
最終的には、顔の輪郭が変わってしまうこともあります。

実際の年齢よりも高齢に見えてしまうこともありえます。

歯がなくなった後の治療方法がとても大切です

放っておくと受けられない治療も

歯がなくなると空いているスペースに
隣の歯が倒れ更にその奥の歯が倒れてきます。

隣の歯だけではなく、
噛み合う歯が伸びてきます。

このような状態になると、いざ治療を行う時に
スペースを確保するために、
伸びてきた歯を削ったり
倒れてきた歯の噛み合わせの調整が必要になったりします。

また歯がないと、歯を支えている顎の骨に
噛む刺激が伝わらないためあごの骨が衰えていきます(骨が痩せる)。
歯を失った時の治療の1つであるインプラント治療を
のちに受けたいと思ってもあごの骨が足りずに
インプラントができなくなってしまうことも
あります。

歯をいれたいけれど、どうすればいい?

歯がなくなってしまった時の治療方法は、

  • 取り外しできる入れ歯
  • 固定されているブリッジ
  • 顎の骨に埋め込むインプラント

主に3つの選択肢があり、
それぞれの治療方法にメリット、デメリットがあります。
歯がなくなった時の治療

入れ歯・ブリッジ・インプラントの比較

インプラント ブリッジ 入れ歯
安定性

・安定性がある
・半永久的に使用可能

安定性はあるが限界がある(7〜8年)

調整や作り変えの必要がある

違和感

違和感なし

ほぼ違和感なし

×

違和感・異物感あり

咬合力

天然歯と同様に噛める

ほぼ天然歯と同様に噛めるが、過度な負担は加えられない

×

・噛む力は劣る
・過度の負担を加えると隣接する歯への負担が大きく痛みを伴う

審美性

優れている

優れている

×

劣る

歯への影響

全く無い

×

隣接する健康な歯を削る必要がある

×

歯を削る事はないが、バネをかけている歯などへの負担が大きい

治療本数

多くても可能

×

欠損数が多いと不可能

多くても可能

手術
×

外科手術が必要

必要なし

必要なし

治療期間
×

2ヶ月〜1年期間必要

比較的短時間

比較的短時間

経済性
×

保険適用外

保険適用可能
欠損数によっては不可

保険適用可能
欠損数によっては不可

インプラント
安定性

・安定性がある
・半永久的に使用可能

違和感

違和感なし

咬合力

天然歯と同様に咬める

審美性

優れている

歯への影響

全く無い

治療本数

多くても可能

手術
×

外科手術が必要

治療期間
×

2ヶ月〜1年期間必要

経済性
×

保険適用外

ブリッジ
安定性

安定性はあるが限界がある(7〜8年)

違和感

ほぼ違和感なし

咬合力

ほぼ天然歯と同様に咬めるが、過度な負担は加えられない

審美性

優れている

歯への影響
×

隣接する健康な歯を削る必要がある

治療本数
×

欠損数が多いと不可能

手術

必要なし

治療期間

比較的短時間

経済性

保険適用可能
欠損数によっては不可

入れ歯
安定性

調整や作り変えの必要がある

違和感
×

違和感・異物感あり

咬合力
×

・咬む力は劣る
・過度の負担を加えると隣接する歯への負担が大きく痛みを伴う

審美性
×

劣る

歯への影響
×

歯を削る事はないが、バネをかけている歯などへの負担が大きい

治療本数

多くても可能

手術

必要なし

治療期間

比較的短時間

経済性

保険適用可能
欠損数によっては不可

入れ歯のメリットとデメリット

入れ歯は、歯が抜けてしまった部分の歯ぐきの上に
義歯をのせてバネで留めます。
入れ歯について

入れ歯のメリット

  • 保険適用で治療ができる
  • 治療期間が短い

入れ歯のデメリット

  • 天然の歯と比べると噛む力が7割から8割弱い
  • 留め金をかける歯に負担がかかり、
    健康な歯を痛めてしまう恐れがある
  • はめると違和感がある
  • 歯ぐきに痛みが生じやすい
  • 金具が見える
  • 総入れ歯の場合、口を覆う部分が多いので
    食べ物の温度や味がわかりにくい

※ 自費治療での入れ歯治療もあります。

ブリッジのメリットとデメリット

歯がなくなった部分の両端の歯を支えにして、一体型の被せ物を装着します。
ブリッジについて

ブリッジのメリット

  • 固定されるので、入れ歯のように動かない
  • 保険適用で治療ができる
  • 手術の必要がない

ブリッジのデメリット

  • ブリッジの土台となる
    両端の健康な歯を削らなければならず
    土台の歯に負担がかかり、もともと健康だった歯の
    寿命が短くなる
    可能性がある
  • 一番奥歯を失った場合、ブリッジはできない
  • 保険適用の治療の場合、
    銀歯とプラスチックの素材であるため、見た目に違和感がある
  • ブリッジと歯ぐきの間に歯垢がたまりやすく、
    むし歯や歯周病の原因になりやすい

インプラントのメリットとデメリット

歯の根っこになるインプラントを顎の骨に埋め込み
その上に歯になる部分の被せ物を付けます。

インプラントなら

インプラントのメリット

  • 残っている健康な歯を削らない
  • 自分の歯のようにしっかりと噛むことができる
  • 見た目が自然で美しい口元に仕上がる
  • いつもの通り歯みがきができる(取り外し無し)
  • お手入れすれば10年以上、使うことができる

インプラントのデメリット

  • 自費の診療で治療費が高額である
  • 治療期間がかかる
  • 外科的な処置(手術)が必要
  • 天然の歯と同様、歯周病になると
    インプラントが抜けてしまうことがある

歯がないと差し歯はできません

差し歯とインプラントとの違い
差し歯とインプラントの治療が同じだと思って
いらっしゃる患者さまもおられますが、
インプラントと差し歯は異なります

差し歯は歯の根っこが残っている場合、治療をすることが
できます
。ご自身の歯がない場合は、差し歯の治療を
行うことができません。

歯がなくて、恥ずかしくて歯医者に行きづらい?

歯がなくなった、お口の中がボロボロになってしまった、
歯医者に行かなければならないのはわかっているけれども

怖くていけない
歯科医院で叱られないだろうか

など、心配している方がおられますが、
歯科医師は、どうしたらよくなるのか、
歯の治療のことを主に
考えているので、恥ずかしがる必要はありません。

初回の診療は勇気がいるかもしれませんが、
まずは相談(カウンセリング)だけでもお越しください。

▶︎「歯がボロボロで恥ずかしい…」歯医者の本音!

ほとんどの歯がない、1本も歯がない人の治療方法について

歯が一本もない、もしくは、ほとんどの歯がない場合は
「総入れ歯」や「オールオン4」の治療があります。

・総入れ歯は歯ぐきの上に人工の歯をのせ、
 歯ぐきや上顎に吸着させて使用
します。
 保険適用と自費のものがあります。

・オールオン4は、最少4本のインプラントを埋め込み
 噛む力を均等に配分させ、全ての人工の歯を支える治療です。
 自費の治療になります

オールオン4なら一気に治せます

オールオン4は、すべての歯がなかったり、ボロボロであっても一気に治療ができます。
オールオン4
オールオン4は入れ歯のようにぐらついたりすることはなく
取り外して清掃をする必要もありません。
自分の歯のように歯みがきができます

入れ歯に抵抗感がある方や
長年入れ歯で悩まれた70から80代の方まで
幅広い年代の方に選ばれている治療
です。

※顎の骨の状態によってインプラントの本数が増えることがあります。
※お口の状態によって
 仮歯を当日に入れられないこともあります。
 その場合は事前に相談の上、
 できるだけ歯がない状態を避けるようにします。

▶︎オールオン4の治療について

歯を入れたいけれど、お金がない場合

費用に応じた治療の選択を

歯がなくなった時の治療の選択肢をご紹介しました。
ほとんどの治療は保険適用の診療で治療をすることができます

放置していると治療期間が長くなり
治療の費用も高くなっていき、その上、
健康寿命(介護の必要がなく自立して生活)を
損なう可能性も高くなります

患者さまのご希望によって
様々な治療方法が考えられます

できるだけ早い受診がおすすめです。

また、歯を抜かなければならなくなった時、
歯が抜けそうな場合、事前にどのような治療方法にするのか、
決めておくと、歯が抜けている期間も最小限になり、
次の治療への準備も円滑に進めることができます。

歯を失った方へ。スタッフ一同、全力でサポートします

たった1本歯がなくなっただけと思っておられる方も
多いかと思いますが、歯で噛む力は体全体そして健康寿命と
大きく関係していると言われています

これ以上、歯を失わないように、そして手遅れにならないように
カウンセリングにお越しください

スタッフ一同、全力でサポートします。

入れ歯・ブリッジ・差し歯とインプラントの違いを比較

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「料金はどれくらい?」
「どのくらい期間がかかるの?」
「インプラントにはどんな種類があるの?」

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治療の安全性・治療後の美しさ・使い心地を徹底的に追求しています。

医療法人悠生会 筒井歯科

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