芸能人の口元がきれいなのはなぜ?みんなインプラント?
「芸能人と同じように白くて綺麗な歯にしたい!」と希望される方はたくさんいらっしゃいます。
白くて綺麗な歯並びの芸能人は全員インプラントの治療を行っているのでしょうか?
「芸能人」「白い歯」「インプラント」と連想されがちですがそうとも言い切れません。
歯を白くする治療 = インプラント ではないからです。
インプラント治療を受けた芸能人
ここでは、なぜ多くの芸能人がインプラントの治療を選択するのか、その背景を考えます。
インプラント治療を受けた女性芸能人
インプラント治療を受けている主な女性芸能人は以下のとおりです。
・イモト アヤコさん(タレント)
・小柳 ルミ子さん(歌手)
・和田 アキ子さん(歌手・タレント)
インプラント治療を受けた男性芸能人
インプラント治療を受けている主な男性芸能人は以下のとおりです。
・有吉 弘行さん(お笑い芸人)
・ナインティナイン 岡村 隆史さん(お笑い芸人)
・新庄 剛志さん(プロ野球監督、元プロ野球選手・タレント)
・錦鯉 長谷川 雅紀さん(お笑い芸人)
・堀江 貴文さん(実業家)
芸能人がインプラントを選ぶ、その背景とは?
インプラントの治療は失ってしまった歯を補い、歯並びをきれいに見せるなど、機能性だけではなく審美性も高め、公的なイメージアップを図ることができます。
特に女性芸能人にとって、見た目が美しいインプラントは、自分への自信を高め、パフォーマンスにも良い影響を与えるとともに、ファンにポジティブな印象を与えることが期待できます。更には、年を重ねてもあごの骨が痩せるのを抑え、顔がたるんだり口角が下がってくるスピードを緩やかにします。
そのほか、インプラントは、入れ歯治療よりも、滑舌よく発音しやすいため、お笑い芸人などが多く選ぶ理由も頷けます。
「白い歯」がトレードマークのビッグボス・新庄監督。歯の形も好きな形に決めているなど話題が尽きません。「ビックボス新庄さんのように真っ白な歯にしたい」あるいは「新庄さんの歯ほど白くしたくない」など歯の色の希望の例えにされるほどです。
芸能人がインプラント治療をする4つの理由
芸能人がインプラント治療を受ける主な理由は以下のとおりです。
- 自然な見た目を実現できるため
- 発音や発声に影響しにくいため
- あごの骨を維持し顔のたるみやシワを防ぐため
- 費用対効果が高いため
自然な見た目を実現できるため
芸能人がインプラント治療を受ける1つ目の理由は、自然な見た目を実現できるためです。
インプラントは人工歯根(インプラント体)と上部構造(被せ物)がしっかりと固定されているため、天然歯と同じような自然な仕上がりを実現できます。
また、インプラントの素材はセラミックやジルコニアであることも多く、審美性や耐久性も比較的高くなっています。
芸能人は仕事柄、入れ歯を選択することが現実的ではないのかもしれません。インプラントを選択すれば、視聴者から見ても違和感がないでしょう。
発音や発声に影響しにくいため
芸能人がインプラント治療を受ける2つ目の理由は、発音や発声に影響しにくいためです。芸能人は人前で話す機会が圧倒的に多い職業であるため、滑舌や発音の良さが求められます。
入れ歯の場合は金具が見えたり、舌の引っかかりを感じたり、特に総入れ歯の場合は、歯茎が上あごを覆うため、可動域が狭くなり違和感が強くなる傾向があります。そのため、発音や発声に影響が少ないインプラントを選択する芸能人が多いでしょう。
あごの骨を維持し、顔のたるみやシワを防ぐため
芸能人がインプラント治療を受ける3つ目の理由は、あごの骨を維持し、顔のたるみやシワを防ぐためです。
年をとると共にあごの骨はやせ衰えていきますが、歯の根っこがそのスピードを抑えてくれます。
インプラントは天然の歯と同じように噛めることで、あごに適切な刺激を与え、骨が痩せてなくなっていくのを防いでくれるからです。
一方で、ブリッジや入れ歯では歯を失った部分に刺激が伝わらず、あごの骨が次第に痩せていく可能性があります。上あごの骨が衰えると鼻の下がたるみ、下あごが痩せるとあごの高さが低くなります。これにより顔全体がしぼんだ印象になり、頬や口元のハリが失われ、老けた印象を与えやすくなります。
具体的な変化としては以下のようなことが起こりやすくなります。
- 顔のたるみ
- シワの増加
- 口角が下がる
- 二重あごが目立つ
インプラントは、あごへの自然な刺激を保つことで、骨の痩せを防ぎ、若々しい口元の形状を維持する助けとなると考えられています。
費用対効果が高いため
芸能人がインプラント治療を受ける4つ目の理由は、費用対効果が高いためです。
芸能人にとって、公的なイメージは非常に重要です。インプラント治療によって整えられた口元は、メディア出演やパフォーマンスでの印象を高めるために欠かせません。
治療費は決して安価ではありませんが、インプラントはその費用に見合うだけの役割を果たしています。見た目の美しさが注目されがちなインプラントですが、お口の健康を守り、ひいては全身の健康維持にもつながるのです。
インプラントとセラミック治療の違い
インプラント治療とセラミック治療は似ているように
思われるかもしれませんが、大きな違いがあります。
●セラミック治療:
自分の歯の上からセラミックの被せ物をつける
●インプラント治療:
失った歯の代わりに人工の新しい歯をつける
インプラント治療は、そもそも失った歯を補う治療方法です。
口元を整えるために
健康な歯を抜いて、白く綺麗な歯に入れ替えるのは
医療人としておすすめしません。
芸能人が、歯を白くするために行っている治療は
インプラントではなく
自分の歯を削り、その上に、理想の形の白い歯を被せる
セラミック治療が多いでしょう。
ほかにも、芸能人が行う綺麗な白い歯の治療として、
歯の色自体を白くする「ホワイトニング」や
歯並びを整える「歯列矯正」があります。
歯をきれいにする治療
歯をきれいにする治療には主に以下の2つの方法があります。
- 歯の根っこがある場合はセラミック治療
- 歯がない場合はインプラント治療
歯の根っこがある場合はセラミック治療
セラミックの治療は自分の歯を削り、
その歯を土台にして、白いセラミックの被せ物を装着します。
ご自分の歯を残すことができるのは大きなメリットです。
歯の白さや形、歯並びなども
ご希望通りに整えることができます。
例えば、
・他の歯と比べて小さいからサイズを変えたい
・芸能人のような白い歯にしたい など
歯の矯正は、歯並びを改善することはできますが、
時間がかかる上に、歯の形を変えることはできません。
セラミック治療の一環として
自分の歯にごく薄いセラミックを貼り付けて
歯の隙間を埋めたり、歯の形を理想の形状にする
「ラミネート治療」もあります。
歯がない場合はインプラント治療
歯を失っている場合(歯がない場合)、行う治療が
インプラントの治療です。
インプラントは他人から気づかれにくく
周りの歯と違和感なく綺麗に仕上げることができます。
歯が無い場合の治療として他にも
入れ歯治療がありますが、
「見た目が不自然」「話しにくい」などのデメリットがあります。
全ての歯を失っている場合、オールオン4という選択
総入れ歯の方や残っている歯が少ない場合は
「オールオン4」という治療方法があります。
ほとんどの歯がない場合はあごの骨の状態にあわせ、
インプラントを4本もしくは6本を埋め込み、
人工の歯を支えます。
全て人工の歯で作り変えるため、
歯の白さ、歯並び・大きさ・形などすべて
お好きな口元にすることができます。
また
・体に負担が少ないことや、
・費用も抑えられることもメリットです。
芸能人のような白くてきれいな歯はインプラント治療やその他の治療で実現できます
セラミックでもインプラントでも、
どちらの治療も
芸能人のような歯の白さから自然で美しい白さなど患者さまのご希望に合わせて、
歯の色も形も作製することができます。
当院では、お顔を3Dで確認しながら
歯をデザインすることが可能です。
綺麗な白い歯を作るだけでなく歯を入れた時に
どのように見えるかなども考え、歯を作製することができます。
芸能人のように
「白く綺麗な歯にしたい」「綺麗な口元にしたい」などの
ご希望は様々だと思いますが、
お口の中は、患者さま各々異なります。
しっかりと歯の状態を検査し、歯科医師とよく相談してください。