左下1本のインプラント手術を行いました。
この患者様は20代女性の方でした。
1本のインプラント埋入で、骨造成等も必要がないので静脈内鎮静法を用いず局所麻酔のみでの手術でした。
受けられる前は恐怖心をお持ちでしたが、手術後はおもしろかったとの感想を頂きました。
※骨造成とは、骨が薄い場合に行う骨を増やす治療です。
※静脈内鎮静法とは、眠ったような状態で治療を受けることができる麻酔法です。
静脈内鎮静法にて手術を行う場合は、眠っている間に手術が終わり術中の事は覚えていないとおっしゃる方がほとんどですが、
今回の患者様のように静脈内鎮静法を用いない場合は、できる限りリラックスして受けて頂けるように手術中に患者様のお好きな音楽を流すことが可能です。
今回も、お気に入りの曲が入ったiPodを患者様に持参していただくよう事前にお伝えしていました。
「手術前は怖かったけど、終わってみたらすごくおもしろかったです!」とおっしゃられてインプラント埋入後のレントゲン画像を写真におさめておられました。
ブログにアップするとおっしゃられていました。
後日のお電話にて様子をお伺いすると、「当日夜に痛み止めを1錠飲んだだけで、その後は痛みも腫れもないですし全く問題ありません!」
との事でした。
手術と聞くと怖い。痛い。といったイメージが先行しがちですが
少しずつでもそのようなイメージが払拭できればと思います。
怖いと思われるポイントについて解説します。
怖いポイント①痛みについて
インプラントの手術中に関しては、麻酔をしっかり効かせますので、痛みはございません。
痛みが出てくるのは、治療後の麻酔が切れてからですが、「骨造成」と言われる骨を増やす治療を行わなかった場合、
痛みは基本的にほとんどありません。
骨造成が必要な場合は、およそ3日後をピークに1週間〜10日程度、痛みが出てしまう場合が多いです。
ですが、鎮痛剤で十分抑えられる場合が多いです。
骨造成が必要かどうかは、患者様の治療部位の骨が十分量あるかどうかで決まります。
相談時に必要かどうかご説明させていただいた上で、治療を受けるか決めていただければと思います。
怖いポイント②腫れについて
腫れに関しても、「骨造成」を行わなかった場合はほとんどありません。
骨造成を行う場合は、部位や骨造成の必要量にもよりますが、大きく出る場合があります。
埋まっている親知らずの抜歯後に腫れてしまう現象に近いです。
また、青あざが出る場合もございます。
これらは、痛みと同様に基本的に3日後をピークに、1週間〜10日程度で収まります。
怖いポイント③時間について
手術に関してもイメージされるよりも短いものです。
1本のインプラントでしたら、埋入の時間は15分程度のものです。
手術前のクリーニングや治療後のご説明を含めて、およそ2時間半でご予約いただいております。
インプラントの本数が多い場合、インプラント埋入に1〜2時間程度、ご予約は4時間程度になりますので、
その場合は、眠ったようにリラックスして治療を受けられる静脈内鎮静法をおすすめしております。