「差し歯」「被せ物」「クラウン」の違いとは?
結論、3つとも同じ治療のことです!ややこしいですね!
現在、歯科医院で使われる名前としては、
「被せ物」が多いかと思います。
そして、「クラウン」は、被せ物を英語にしたものです。
「王冠」という意味で、歯の土台に王冠のようにかぶせるからその名がついたと思われます。
「オールセラミッククラウン」という名前の治療は、
オールセラミックの被せ物の治療、ということです。
そして「差し歯」も「被せ物」と同じ意味で現在は使われています。
差し歯とか被せ物とか、なんで同じ治療で名前が違うの?
実は、昔は実際に、歯の部分に棒をつけて、
治療した歯の根っこに「差して」治療をしていたので、
そのころ「差し歯」と呼ばれていました。
ただ、現在は、歯の根っこを治療したあと、
根っこの方に土台を作り、その土台に「被せる」ように歯を入れる治療が主流です。
そして、「被せ物」と呼ばれるようになりました。
なので、現在の歯科医院では「差し歯」とはあまり言いませんが、
昔の呼ばれ方の「差し歯」も、まだ一般的に使われている言葉ですので、間違いともいいずらく、
ややこしくなってしまっています。