インプラント/オールオン4のよくある質問

  • Q.左上奥歯が3本ありません。骨が少ないためインプラントは無理だと言われました。解決できる手段はありますか?

    A.サイナスリフトという手術を行う事でインプラント治療が可能です。 通常、上の顎は歯を抜いた(抜けてしまった)後、上顎洞(鼻の奥でつながっている空間)に骨吸収が起き、骨が薄くなり、インプラントの治療ができなくなると診断される場合があります。 しかし、上顎洞の部分に、奥歯にインプラント可能な骨を作る治療法があり、それは2種類ございます。 1、ソケットリフト(少量の骨再生) 2、サイナスリフト(大きな骨再生)の2つがあり、 サイナスリフト法では、骨が極端に少ない方でたとえ骨が1ミリの薄さであっても、インプラント治療を受けて頂く事が可能です。

  • Q.手術は入院が必要ですか?

    A.インプラントの手術は抜歯と同じ局所麻酔で行います。入院の必要はありませんし、手術後少し休憩をとって頂きすぐにご帰宅できます。不安が強い方は、静脈内鎮静法という麻酔でうとうと寝ている間に手術を終わらせることもできます。

  • Q.お手入れは大変ですか?

    A.歯茎の健康を保って頂ければ、天然の歯と基本的には変わりません。インプラントはムシ歯にはなりませんが歯周病にはなります。3ヶ月〜6ヶ月に1度の歯科衛生士によるクリーニングを受けて頂き、インプラントを長持ちさせていきたいと思っています。

  • Q.何回も通院しないといけませんか?

    A.基本的には、検査・術前説明・1次手術・2次手術・型取り・土台作り・最終補綴(最終的なかぶせもの)の装着に最低7〜8回かかります。その他にも噛み合わせのチェックや消毒など細かなチェックに数回かかります。

  • Q.設備は整っていますか?

    A.徹底した器具の滅菌を行い、手術前にはCT撮影コンピュータガイドシステムにより安全性の高い治療を実現できます。インプラント手術の為に設計されたオペ室、及び麻酔後に休憩して頂くリカバリールームも完備しております。他にもマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を用い細かな作業も確実に治療する事ができます

  • Q.インプラントがうまく結合しなかったら?

    A.インプラント埋入後、顎の骨とインプラントが結合しないというケースは、どんなに最良の治療でもまれにあり得る事です(100回に1度程度)。その際は患者さまにしっかりとご説明し、ご了承を得てから結合していないインプラントを抜きます。このままお口の清潔を保つと再びインプラント治療をする事ができます。

  • Q.持病(高血圧、糖尿病)があっても手術を受ける事はできますか?

    A.一般の歯科診療と同様にご自身で数値をコントロール出来ている場合は問題ありません。 静脈内鎮静法では、大阪歯科大学の歯科麻酔科医が始めから終わりまで付き添い、モニターを見ながら必要であれば血圧を安定させるお薬を投与します。糖尿病の患者さまは感染症に気をつけなくてはいけませんが、点滴と一緒に抗生物質のお薬も投与します。血液中にダイレクトに入るため、感染予防に大変有効です。持病をお持ちの患者さまでも、とても安全に手術を受けて頂くことができます。

  • Q.All-on-4後の食事で気をつけることは?

    A.術後しばらくは、できるだけインプラントに無理がかからないように、硬いものは避けていただく必要があります(例:フランスパン等)

  • Q.All-on-4後の歯みがきは難しいでしょうか?

    A.All-on-4歯みがきが必要なのは4本のインプラントだけなので、本数的に少なく楽だと言えるでしょう。歯ブラシだけでなく、水流タイプの清掃器具を併用するとさらにすっきりとします。

  • Q.All-on-4をしたいけれど、体力に自信がありません。年齢のことも気になります。

    A.All-on-4は、体力のない方や高齢の方にも適しています。しかし、あご骨の状態によっては使用できない場合もありますので、ご相談時にご説明いたします。

  • Q.できるだけ痛くなく、腫れないようにAll-on-4をしてもらう方法はありますか?

    A.ノーベルガイドシステムというCT画像を基にコンピューター上で精密な計画を立てて手術を行う方法があります。この方法ですと、歯肉に3ミリ程度の孔を4つ開けるだけで手術が終わります。型を取る必要もないので、手術から仮の歯が入るまで早ければ1時間程度で終わります。また、手術後も出血しない、腫れない、痛くないというのが特徴です。

  • Q.大掛かりな手術のようなので、痛くないか心配です。

    A.手術中は麻酔をしっかりしますので、痛みは感じません。また、お口の中は体のほかの部分の手術と比べると、手術の範囲が狭いですし、治りやすい部分でもあります。実際に手術された患者さんからは、思ったより楽だったという感想がほとんどです

  • Q.All-on-4をしたいのですが、どのくらい持つか心配です。

    A.All-on-4の医学文献によると、インプラント1年後の残存率は上顎で97.6%、下顎で98.2%、ブリッジとしては上下とも100%という結果が出ています。

  • Q.歯がまだ数本残っていますが、All-on-4は可能でしょうか?

    A.可能です。通常、歯が残っている方や義歯を入れている方は手術当日までそのままご使用いただき、 手術当日に抜歯を行います。同日中にインプラントを埋め込み、その数時間後(症状によっては次の日)に新しい歯(仮の歯)が入ります。

  • Q.インプラントの治療費はどのくらいかかりますか?

    A.インプラント治療は自由(自費)診療ですので、診察を含め健康保険はご使用いただけません。使用するインプラントの本数や種類、上に装着する人工歯の種類、骨造成の有無によっても費用は異なります
    費用について詳しくはこちら

  • Q.歯を抜いてすぐに歯が入れられる治療法があると聞いたのですが?

    A.抜歯即時インプラント埋入術といい、事故で根が折れた場合、深い虫歯で歯を抜く場合などで、手術と同時に十分なインプラントの固定が得られるときに選択される治療法です。 その日のうちに仮の歯を装着致します。特に前歯など一日でも歯がないと困る部分に対してよく行う治療法です。

  • Q.インプラントの治療期間はどのくらいかかりますか?

    A.3ヶ月〜6ヶ月程度です(最終の歯が入るまで)。 十分に骨がある方は手術後約3ヶ月で最終の歯が入り、治療が終了致します。 骨を再生させる必要がある場合は、骨造成を行った量により、治療期間が異なります。 いずれも、あごの骨や歯の状態に左右されるので、歯科医師によく相談して下さい。

  • Q.どれくらいで噛めるようになりますか?

    A.手術当日~数ヶ月(仮の歯が入るまで)インプラント手術に対して十分な量の骨がある場合、手術当日から仮の歯でお食事していただける場合もあります。骨造成をした場合や骨が軟らかい場合は、インプラントと骨がしっかりと一体化してから、インプラントで噛んでいただけるようになります。いずれも、あごの骨や歯の状態に左右されるので、歯科医師によく相談して下さい

  • Q.インプラントは何本入れればいいのですか?

    A.抜けた歯 1本に対して必ずしも1本のインプラントを入れる必要はありません
    総義歯を施されている方がインプラント治療を受ける場合、最小で4本のインプラントで(オールオン4:All-on-4)歯をささえることができます

  • Q.手術後、食事はできますか?

    A.手術後、当日よりお食事をとっていただけます。熱いものや刺激の強い物は腫れが引くまで控えていただきますが、手術後、局所麻酔のしびれ感が消失したら、お食事をとっていただいて問題ございません。

  • Q.インプラントの手術は腫れますか?

    A.通常のインプラント手術(骨を作らない場合)では、ほとんど腫れません。骨の量が足りないときに骨造成が必要になった場合のみ大きく腫れる可能性があります。当院では静脈内鎮静法下での手術を行っており、点滴より直接、痛み止め、腫れ止めを入れますので、痛みと腫れが小さくてすみます

  • Q.インプラントの手術後の痛みはどうですか?

    A.手術は麻酔をしてから行いますので、手術中に痛みを感じる事はありません。 術後の痛みですが、通常痛み止めを1~2回飲んでいただく程度です。 また、静脈内鎮静法下での手術に際しては、点滴により直接、痛み止め、腫れ止めを入れますので、 痛みと腫れが小さくてすみます。 当院(筒井歯科)で手術を受けていただいた90%以上の方は麻酔科医による 静脈内鎮静法下にて手術を受けて頂いてますので術後、強い痛みを感じられる方は少ないです。

  • Q.インプラント手術後、仕事はできますか?

    A.骨を作らない、通常のインプラント手術の場合、当日は安静が必要となりますが、腫れや発熱がない場合、今まで通り日常生活を送っていただけます。ただし、運動など血行が良くなる事はお控え下さい。

  • Q.インプラントの手術時間はどれぐらいですか?

    A.手術時間はだいたい30分~120分位です。

  • Q.見た目は自然の歯と変わりませんか?

    A.歯科医師の技量や使用する材料によって異なります。当院では、インプラント歯の見た目は、自分の歯と殆んど変わりなくにきれいに仕上がるようにいたします。

  • Q.インプラントは、以前の自分の歯と同じように噛めますか?

    A.現在までにインプラント治療を受けられた方の経験から、インプラントを使い始めた1週間は、それまでのご自身の歯と比べ少し固いように感じます。その後、遅い方でも1カ月以内に、どれがインプラントでどの歯が自分の歯かを意識しなくなります

  • Q.金属アレルギーが心配です。

    A.インプラントに使用される材料チタンは、非常に生体親和性が高い為、金属アレルギーの心配はありません

  • Q.インプラントは、歯周病でも大丈夫ですか?

    A.歯周病の方でもインプラント治療を受けていただく事は可能ですが、インプラント治療を受けていただく前に歯周病の治療が必要になります。インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病(歯槽膿漏)になる可能性があります。そのため埋入後は定期的な検査、歯周病管理が必要です。

  • Q.インプラントは何年ぐらいもちますか?

    A.世界的なインプラントの平均的成功率は10年で約95%で、インプラントは他の歯科治療よりも長期的に良好な結果が得られます。私の臨床経験から、インプラントよりも先に残っておられる天然歯(特に失活歯)がもたなくなることの方が多いです。インプラントを長期的に健康な状態を保つためには、歯ブラシなどの日頃のお手入れが重要となってきます。筒井歯科では、インプラント、天然歯を含めた、充実した予防、メンテナンスプログラムがありますので、ご安心下さい。

  • Q.インプラント治療に年齢制限はありますか?

    A.当院は最高齢84歳の男性の方がインプラント手術を受けられました。また80代の患者さまが多くいらっしゃいます。原則として年齢の上限はありません。

  • Q.骨が薄くてインプラントができないと言われました。骨がなくてもインプラントをする方法があると聞いたのですが?

    A.当院ではアメリカで行われている最新の骨再生療法を用いますので、他の医院で骨がなくてインプラントができないと言われた方も、確実なインプラント治療を受けていただけます。歯を失ってから、時間が経っておられる方のほとんどが、あごの骨が吸収されており、骨を作る必要があります。 また、上顎臼歯部のインプラント治療では、ほとんどの場合サイナスリフトが必要となります。

執筆者 総院長 筒井隆史

執筆者

医療法人悠生会
理事長/総院長 筒井隆史

ニューヨーク大学歯学部インプラント科卒

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